アンザック・デー(ANZAC Day)って何? 日本人は卵投げつけられる?

2018年4月24日

こんにちは、ラン(@kikispets)です。

もうすぐアンザック・デー(ANZAC Day)が近づいてきますので、今日はそのお話をしたいと思います。

Photo by Tony Hisgett

スポンサーリンク

アンザック・デー(ANZAC Day)って何?

ニュージーランドに住んで19年ですが、Anzac Dayって何?と聞かれても戦争記念日としか答えることが出来ず、今回良い機会なので、いろいろ調べてみましたのでここにまとめておきます。

アンザック・デーは、1915年4月25日第一次世界大戦中にトルコ・ガリポリの戦いで勇敢に戦ったオーストラリア軍・ニュージーランド軍兵士たちを追悼するための休日です。  のち第二次世界大戦後に、ガリポリの戦いのみでなく全ての戦争で命を落とした兵士たちを弔う日となり、いわゆる「戦争記念日」として捉えられています。25日はDawn Service 「夜明けの礼拝」から始まります。

Photo by Lloyd

ちなみに、ANZACは、Australian and New Zealand Army Corps(オーストラリア・ニュージーランド軍)の頭文字をとっています。

トルコでのガリポリの戦いを説明すると、第一次世界大戦中、連合軍(イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・カナダ)が同盟国側のオスマン帝国を占領しガリポリ半島に対して行われた上陸作戦で、オーストラリア・ニュージーランドにとっては初めての参戦でした。

なぜトルコのガリポリ半島だったのかというと、当事、連合軍側だったロシア帝国がオスマン帝国(トルコ)に進撃していたのですが、オスマン軍の反撃に合い連合軍に助けを求めてきました。 そこで連合軍の実質上のトップ、イギリス、ウィンストン・チャーチルがこの作戦を計画。もし、この計画が成功すれば、ロシア帝国との共同作戦が容易になり、近隣諸島も連合軍側になびく可能性がありました。

しかし、オスマン帝国の予想外の抵抗で、連合軍側は多大な損害を負い、沢山の兵士を失いこの作戦は大失敗と終わりました。

なぜANZAC Day は赤いポピーなのか?

Anzac Day前後になると、このような赤いポピーのバッチをつけてる人をみかけるかと思います。

この時期になると街中で募金活動をしていますので、募金しますとこのようなバッチをくれます。募金は、戦争で亡くなった兵士たちを弔う記念碑や帰還兵たちが集う場所の整備費、また戦争を語り継いでいくための活動費などとして使われるそうです。

Photo by Br3nda

ベルギーのFlanderという第一次世界大戦の戦地の1つとなったところで咲いていたのが赤いポピーだったそうで、そのことから赤いポピーは、第一次世界大戦以降、世界中で戦争追悼のシンボルとなりました。

アメリカ軍の中佐John McCraeがこのFlanderの地での戦争の悲惨さや虚しさ、亡くなった兵士たちを思う美しいポエムを書いたのですが、それが有名になり、赤いポピー=戦争追悼の意味が広がっていったようです。

ニュージーランド・オーストラリア在住の日本人は卵を投げつけられる?

さて、なぜ、ニュージーランド・オーストラリア在住の日本人は卵を投げつけられる!?というような話が日本人在住者の間で出るか?ですが、日本軍は実際にはガリポリ作戦には参戦していませんが、第一次世界大戦中、日本は同盟国側、第二次世界大戦中は、枢軸国側、つまりどちらの大戦でも日本はニュージーランド・オーストラリアの敵!だったからです。

私は、ニュージーランドに住んで19年ですが、ニュージーランドに来た当初はこういう話をよく耳にしました。

4月25日は外に出るな!その日の夜の外出は控えて!罵倒される!卵を投げつけられる!水鉄砲を当てられる!等々。。。

で、実際にこういう場面に遭遇したか?というと、過去19年の間一度もありませんし、そういうことを経験したという人も周りにはいません

実際のところは、私が思うに、休日ですので朝から飲むのが大好きな人たちが酔っ払って悪行・愚行をしているだけで、深い意味があるのではないと思います。日本にいたって電車の中で迷惑な酔っ払いいますよね。

ただ、この日はニュースでは戦争の話、生存者のインタビュー、遺族の話が一日中テレビで流れてますし、戦争のドラマも放映されてますので、日本兵がそのドラマの中に出てきたりすると、少々居心地が悪くなるのは確かです。過去に老人ホームに一度ボランティアに行ったことがあるのですが、もう認知症を少し患っているような方でしたが、私が日本人だとわかると日本兵が攻めてきたという話を切々と話されて困ってしまったことがありました。。。ニュージーランドに住んで後にも先にもこういう経験をしたのはこの時だけです。

戦争というのは、どんなに時が経とうとも、戦争を経験した人たちにとっては、決して忘れることが出来ないものなのです。私の義理の姉の年上の旦那さんは、ベトナム戦争を経験されていますが、未だにPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っており、大きな音などがするとパニックになってしまいます。

4月25日という日はオーストラリア・ニュージーランドに在住しているのであれば、この日は「戦争記念日」なのだと認識し、私は、今後戦争などは二度と起きないようにと切に願う一日にしたいと思っています。

参照: https://nzhistory.govt.nz/war/anzac-day/introduction   https://en.wikipedia.org/wiki/Anzac_Day

 

スポンサーリンク