猫のさかりの時期 うるさい鳴き声など困った行動の効果的な対処方法!

春の到来とともに飼い猫(メス)が変な声で毎晩鳴き出したり、やたら凶暴になったり、外に出たがったりしだしたら、猫が「発情期」(さかり)の時期である可能性が大です。

オス猫は、大人になったらいつでも発情している状態なので、実際「発情期」はメスのみに使われる用語で、猫の世界ではメス猫が繁殖する時期を決めているというわけです。

こんにちはKikispetsです。

ここでは、メス猫のさかりの時期によく見られる8つの特徴をご紹介するとともに、うるさい泣き声やスプレー行為などの困った行動を抑える方法もお教えしちゃいます!

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猫の発情期(さかり)とは?

メス猫で虚勢手術を受けていない場合、6ヶ月で最初の発情期を迎えますが、猫によって個体差もあり早い場合は4ヶ月、遅い場合は12ヶ月目で最初の発情期を迎える場合もあります。

発情期は、日照時間に左右され通常春と秋の2回とされていますが、現代の特に日本の猫は室内飼いが多いため、季節に関わらずランダムに発情期を迎える猫も多いです。もし最初のさかりの時期に妊娠しなかった場合、次の発情期は2,3週間後にやってきて、それをシーズンの終わりの発情休止期まで繰り返されます。

猫の妊娠の不思議

猫の妊娠の仕組みは、人間のそれとは違い、メス猫がオス猫と性交をし精液が子宮の中に入った後に排卵します。

その仕組みがゆえにメス猫は1度の出産でその時期に交配した複数のオス猫の子供を出産することが出来る、というわけです。

我が家の猫キキがミミとモモを出産した時に、ミミは右隣のオス猫の模様でモモは向かいの薬局のオス猫の模様だったので獣医さんに聞いたところ、猫の妊娠の仕組みをその時に教えてもらいました。

猫のさかり 8つの特徴

タルトバスケットの中のキラ

猫のさかりを止めるには、避妊手術が一番ですが、もし何らかの理由で避妊手術をしない場合は、猫のさかりの特徴を覚えておきましょう。

猫のさかりの特徴ですが、毎回猫がさかりの時期に同じ行動をするとは限りません。期間も2週間ほどの間さかりの行動が続く時もあれば、たった3日ほどで終わったりすることもあります。

1. 大きな声で鳴く

みゃおおおお~!と大きな声でこぶしをきかせて鳴いている。

たまに苦痛に耐えているかのように鳴くメス猫もいて、実際に落ち着きがなくなったりもし、夜昼関わりなく四六時中鳴いてる場合もあります。

2. 体をすりつけてくる

壁の角にスリスリしてるキラ

メス猫が人間の足元をいつも以上にスリスリしてきたり、家中の家具やドアの枠にも体をこすりつけたり、絨毯などに頬をスリスリしている。

猫の頬には臭いの腺があり、さかりの時期はそこからフェイシャルフェロモンを分泌します。私さかり中なのよ~とオス猫に知らせているのですね。

3. 下半身を持ち上げる姿勢

臀部(おしりの部分)を上げ、後ろ足は爪先立ちのような姿勢で歩いてる。

オス猫に対して、交尾を取りやすい姿勢をしているわけですね。

4. 体をくねくねさせる

尻尾を大げさに振って体をくねらせながら歩いている。

この動作は、下半身を持ち上げる姿勢とともに発情期によく見られる姿勢です。

5. 外に出たがる

室内飼いの猫の場合、やたらと外に出たがったり、玄関のドアの前をうろうろしたりします。

この行動は、発情期の時期に関わらず、外に新しい猫が来たりした時、近所に新しい猫が現れた時にも見られる行動です。

6. 陰部をやたら舐める

発情期に入ったメス猫の陰部は少々腫れあがったり、おりものが出たりすることから、メス猫は陰部をやたらと舐める傾向にあります。

発情期でもないのにこの行動が見られる場合は、膀胱炎などの可能性もありますので、獣医さんに診ていただきましょう。

7. 飼い主さんの手や足に噛み付いたりする

さかりの時期のメス猫で交配が出来ない状況にある場合、ストレスでイライラして飼い主さんの手や足に噛み付いたりすることがあります。

8. スプレー行為

猫がマーキングしている
Photo by 1SarahSmith

メス猫もオス猫と同様に発情期はスプレー行為に及びます。スプレーした尿の中にはオス猫を誘惑するフェロモンが含まれています。
あなたのメス猫がスプレーをし出したらそれに惹かれて、お外では近所の虚勢手術を受けていないオス猫たちが今度はスプレーをし出します。

猫のさかりの時期 効果的な対策方法

猫のさかりの時期行動は、実際のところ室内でメス猫を飼っている飼い主さんにとってははっきり言ってとても困った行動ですよね。

まず、猫のさかりを止めるには、やはり一番良いのは虚勢手術です。しかし、何らかの理由で虚勢が出来ない場合もあるかと思われますので、ここでは猫のさかりの時期の効果的な対策方法をご紹介します。

ビルバック フェリウェイ

フェリウェイ スプレータイプ パッケージ表

 

猫のさかりの困った行動をやめさせたり、猫を落ち着かせたりするのにめちゃくちゃ効果的なのが、このビルバック社のフェリウェイです。

フェリウェイは、猫のフェイシャルフェロモンF3類縁化合物が配合された猫用のフェロモン製品です。

フェイシャルフェロモンはF1からF5まであり、F3は、通常猫の頬から分泌され、猫の生活環境内にある物、人、他の動物などに慣れ親しんでいることを示すためにこすりつけるものです。

 

成分は、猫のフェイシャルフェロモンF3類縁化合物とエタノールです。

安全性が高くスプレータイプの場合は、室内のカウチや絨毯や猫のベッドなどにスプレー、拡散タイプはコンセントに差し込むだけ、と簡単に使用することが出来ます。

注意点は、エタノールが配合されていますので、決して猫に直接スプレーしたり、火の気のあるところでは使用しないようにしましょう。

フェリウェイ スプレータイプ パッケージ裏面

参考:ビルバック フェリウェイ

実際にフェリウェイ スプレータイプを試してみた!

3月下旬頃から姉の猫アメショのメス猫キラちゃんが、何の理由もなく姉の手に血が出るほど噛み付いたり、玄関のところでみゃおおおーーーと鳴いたりして困っていたので、以前獣医さんに薦められたこのフェリウェイを購入して使用してみました。

注:キラちゃんは虚勢済みの猫ですが、少し虚勢するタイミングが遅かったのが原因らしく、時々発情期の時のような行動をしてました。

スプレータイプの方が、スプレーする場所やスプレーの量も調節しやすいかと思い、そちらを購入。

早速、スプレーしてみると、キラちゃんがその日は爆睡!そしてカーペットの上でゴロゴロ、ノビノビして、どうやらリラックスしている様子。

大きな声で鳴くのもおさまり、フェリウェイの即効性にびっくりです!オス猫のソラ君もカーペットの上でリラックスしているようで、効果に大満足です!

注:効果に個体差はあるかと思いますので、全ての猫ちゃんにキラちゃんのような効果が出ないかもしれませんが、お値段は60mlのタイプで3500円ほどです。

まとめ

猫の発情期の困った行動は、飼い主さんだけでなくアパート暮らしなどの場合は近所迷惑にもなりかねません。この記事がそんな猫の飼い主さんのお役に立てたら幸いです。

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