犬が食糞!栄養不足?しつけの問題?原因と解決方法

2019年1月30日

草原に座る犬

愛犬がうんちを食べてしまう食糞は、飼い主さんにとっては気持ち悪い~!の何ものでもないかと思いますが、実はそんなに珍しいことではなく多くの飼い主さんがひそかに悩んでいるようです。

こんにちは、ラン(@kikispets)です。
実は先日、海辺で愛犬ルーシーを散歩中に馬に出くわしたのですが、その道には馬の糞がごっそりと落ちていたのです。今までルーシーは食糞をしたことはなかったのですが、なんといきなり馬のうんちを食べたのです!きゃ~~~~!!!という私の雄叫びとともにうんちを口からボロッと落したルーシーでしたが、それ以来犬の食糞にとっても興味を持ちましたので色々と調べてみました。

今日は、犬がなぜ食糞をしてしまうのか?様々な角度からその原因を突き詰め、解決策をご紹介したいと思います。

Photo by Michael

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犬が食糞をする理由

なぜ犬がうんちを好んで食べてしまうのかは、犬のしつけや住居環境の問題である場合もあれば、もっと医学的な部分・健康上の問題がある場合もあるようです。ただ単に犬が「暇つぶし」でやっている場合もあれば、実は「糖尿病」だった!という場合もあるということですので、もし愛犬が食糞を日常的にしている場合は、一度原因を追究してみるべきでしょう。

健康上の問題

まず、健康上の問題により犬が食糞をしている理由について説明します。もし、少しでもこれからご紹介する内容に自分のワンちゃんが当てはまりそうな場合は、獣医さんに一度相談してみましょう。

水辺で遊ぶ犬たち

1. 酵素不足

野生の犬の食生活は、周りの環境と調和しています。犬が獲物を獲て食する時は、内臓から食べ始めます。その理由ですが、草食獣の胃の中は、犬が必要とする消化酵素がごっそりと入っているからなのです。犬は本能的に自分たちに必要なものが何なのか分かっているのですね。

一方、当たり前ですが、市販されている加工されたドッグフードには、酵素が入っていません。
消化酵素というものは、犬の消化機能にとっては健康的に生きていくうえでとても重要なもので、消化酵素なしには犬は食べ物の栄養をきちんと吸収し不要なものは排出するということは出来ません。

つまり、加工されたドッグフードを食べている犬たちは、消化酵素が不十分なため、栄養がちゃんと吸収されないまま、栄養をそのまま糞として排出してしまっているというわけです。
たしかに犬は自分で酵素を自分の身体の中で作ることが出来たりもしますが、消化吸収を効率良く行うには十分な量ではありません。

なので、犬は毎日の食生活の中から生きた酵素を得る必要があり、酵素不足になった場合は、体調を崩したり食糞をしたりするようになるというわけです。

2. 膵外分泌不全

膵外分泌障害と言われることもあります。膵臓は消化酵素を分泌し血糖値をコントロールするためにインスリンを出す役割を担っていますが、この病気をもっている犬は、消化酵素が微量、または全く分泌出来ていない状態です。
症状としては、体重の減少・下痢、そして食糞があげられます。つまり、膵臓で消化酵素が作られていないので、消化吸収されず排出された酵素を本能的に少しでも体内に取り入れようとして食糞してしまうのです。

3. 寄生虫

腸内に寄生虫がいる場合は、犬が本来吸収しているべき栄養素をその寄生虫が横取りしているので、犬は食糞をしているのかもしれません。

4. 糖尿病・甲状腺異常

糖尿病や甲状腺の異常は、ステロイドを多量に投与された時と同じで、犬に異常な食欲をもたらし、それが食糞という行動につながっている可能性もあります。

5. フードの量が十分でない

「うちの子には栄養価の高い酵素が入っているドッグフードをあげてるわ!それでも食糞してるの!」という場合は、ただ単にドッグフードの量が足りていない可能性があります。

しつけや環境の問題

健康上の問題がクリアされたら、次はしつけ、または愛犬が暮らしている環境に原因がないかみていきましょう。

水脇にいる犬

1. 愛犬の住居環境が清潔でない

お母さん犬が子犬のうんちを舐めて綺麗にするのには、「巣を綺麗に」という本能に基づいています。つまり、犬のトイレが汚いまま、うんちを何日もそのまま放置、などという状態の場合、本能にスイッチが入り、食糞につながる可能性があります。

2.子犬の場合、好奇心

子犬は成長とともに色々なものに興味を示すようになります。食糞もその一つで、通常成長とともにしなくなります。

3. お腹がすいている

犬は、もともとかおりが良ければ何でも食べようとする動物で、その上お腹がすいている場合はうんちでも何でも食べようとします。まずは、ドッグフードの量を見直してあげてみましょう。

4. 退屈

飼い主さんが一日中外出していたり、帰宅が遅い、散歩が十分でない等の場合、退屈しのぎで食糞をする場合があります。うんちを一口かじってたり、トイレシートが粉々に噛み千切られたりするなどが退屈のサインです。

5. 飼い主の興味を引きたい

ワンちゃんは、飼い主さんの興味を引くのが大好き。もし、過去に退屈などが理由でうんちを食した際に飼い主さんが「あ~~~!」などの声を出して愛犬を叱った経験がある場合、ひょっとしたら愛犬は「飼い主さんの興味が引けた!」と思ってしまった可能性が大です。

愛犬との散歩や遊びが十分でない場合、過去の飼い主さんの興味が引けた経験から、同じことをしようと食糞してしまった可能性もあります。

6. ストレス

犬はストレスになった時、気を紛らわせる為に食糞をする場合があります。
特にパピーミルと呼ばれる犬の繁殖場のような劣悪な環境で育った犬は、このような行動をする場合があります。

7. 叱られたくない

トイレトレーニング中にうんちの排泄で場所を間違ったなど失敗してしまった場合に飼い主さんに叱られた経験がある場合、うんちをすると怒られると思ってしまい、そのうんちを隠す為に食糞をする場合があります。

犬の食糞の解決法!

愛犬の食糞の原因が、まず健康上の問題かしつけ行動の問題かを判別したら、次はどうやって解決していくのかその方法を具体的に説明します。

健康・栄養問題の場合の解決法

もちろん病気が疑われる場合はきちんと獣医さんに診て頂き、問題なし!と判断されたら、愛犬の食生活を見直しましょう。

生肉を与える・サプリメントを与える

食糞の原因の一つに、消化酵素が不足している、というお話は前述しましたが、なんと生肉には生きた消化酵素がたっぷり含まれているのです。私の愛犬ルーシーも生肉を食べています。下記の記事では、生肉の栄養価の高さのお話や生肉をあげる際の注意点などをお話させて頂いてますので、もし良かったらご参照下さい。

もし、ドライフードやウェットフードしかあげられないという場合は、かならず消化酵素がたくさん入ったオヤツやトッピングをあげましょう。ムール貝などは消化酵素やプロバイオテックスが豊富でおすすめですが、一番手軽にあげられるのはサプリメントでしょう。

食事の量が十分か確認

愛犬の体重を定期的に測定して、標準体重より下回ってないかチェックしましょう。そして、愛犬の体重・年齢に合った量のドッグフードを規則正しくなるべく決まった時間にあげるようにしましょう。

定期的に犬のうんちを観察

上記でも述べたように寄生虫がいる場合、食糞行動へとつながりますので、定期的に犬のうんちを観察しましょう。

しつけや住居環境が問題の場合の解決法

しつけや住居環境などが原因の場合、特に子犬のうちに対処しておくことで食糞を防ぐことができます。

犬の暮らす環境を清潔に

前述したように犬は清潔を好む動物です。犬が排泄したらすぐ片付けるようにしましょう。そうすることで、退屈など理由は何にしろ食糞をするという癖がついてしまうのを防ぎます。

散歩中にうんちをさせる

お友達とお散歩の愛犬ルーシー

子犬のうちに散歩中にうんちをさせるようにしつけると家の中ではうんちをしなくなるので、食糞という行為をすることもありません。

しつけ方法としては、毎日散歩させるというのが前提です。散歩をすることでストレスも発散され退屈することもなくなるので一石二鳥です。お外でうんちをしたら、とにかく褒める!これにつきます。

退屈させない

退屈しのぎで食糞をしている犬は、散歩やドッグランなどで体力的にエネルギーを発散させ退屈させないのはもちろん、メンタル的にも退屈させないようにする必要があります。

犬はとても賢い動物ですし、ワーキングドッグと呼ばれるような犬種は特に精神面で良いチャレンジが必要になってきます。

おすすめは知育玩具と呼ばれるもので、オヤツをオモチャの中に入れ、いくつかのステップをふんだり操作をすることでオモチャの中からオヤツをゲットする、という仕組みですので、犬は必死に「どうやったらオヤツが出てくるんだろう?」と考えるので、メンタルエクササイズには最適のオモチャです。

トイレトレーニングでは絶対叱らない

前述したようにうんちをして叱られた経験があると、犬の性格によってはうんち=叱られる、と思ってしまい、うんちをすると隠す為に食糞してしまう場合があります。

トイレトレーニング中に犬が失敗した場合は、決して大声をあげたりしないようにしましょう。飼い主さんの興味がひけた!と思ってしまう可能性がありますが、怖い!と思ってしまう場合もあります。粗相は黙ってたんたんと片付けましょう。

まとめ

犬がうんちを食べるという行為・食糞は、意外と色々な理由がある場合があるのがお分かりいただけたかと思います。

まずは、健康上の理由が原因でないかどうかをクリアしたら、栄養面を考えて食生活の見直しを出来るところからしてみましょう。

それでも全く改善が見られない場合は、犬が暮らす環境面を再度チェック、そして次は、精神的なもの、つまりしつけや行動面での問題を考えてみましょう。

ストレスやしつけが問題の場合は一朝一夕では改善しませんので、飼い主さんは我慢強くたんたんと正しい方法をしばらく続けて見ましょう。今日ご紹介した解決案が少しでもお役に立てば幸いです。私の愛犬ルーシーは、その後馬のいるところに行ってないので食糞はあれ以降ありませんが、ひょっとしたらサプリメントやヨーグルトをあげているのがいいのかもしれません。

参考:Vetwest

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