ニュージーランドの永住権取得が難しくなった!

2016年11月9日

2016年10月、ニュージーランド移民局が今後2年間(2016年7月1日~2018年6月30日)、永住権発行数を減らすことに決め、よって永住権申請の条件が厳しくなったと発表しました。今までと比べて5000人近く減らすようです。

こんにちは、ラン(@kikispets)です。
ニュージーランドに移住を検討されていた方、または家族を呼び寄せようとしていた方などが影響を受けます。具体的に影響を受けるのが技能部門(Skilled Migrant Category)と永住者の両親に与えられる親部門(Parent Category)の2つです。今日はその点について詳しくお話します。

スポンサーリンク

ニュージーランド ビザ 技能部門(Skilled Migrant Category)

技能部門への永住権申請の流れは2段階に分かれていて、第一段階は、Expression of Interest (EOI)というものを永住権の申請前に出さなければなりません。このEOIとは、年齢、自分の資格、仕事の経験とジョブオファーに基づいて、自分が何ポイントあるかを証明し、よって永住権を申請したいですという意思表示のようなものです。その後、移民局でポイントが確認されたら「永住権の申請をしてもいいですよ」という連絡がきます。そして、やっと第2段階、永住権の申請が出来ます。

 ニュージーランド ビザ 技能部門(Skilled Migrant Category)の変更内容

2つの変更があります。

 最低ラインのポイントが140から160に変更

1つ目の変更は、このEOIを提出するのに今までは140ポイント必要だったのが、2016年10月12日よりジョブオファーがあるないに関わらず160ポイント必要となります。

 「IELTS6.5か、それに相当する英語力」が変更

2つ目の変更ですが、今までは「IELTS6.5か、それに相当する英語力」が求められてましたが、今回の変更は「それに相当する英語力」の部分です。

今までの「それに相当する英語力は・・・」

  • 英語でその資格を取得している
  • ニュージーランドで1年間技術職に就いている
  • 英語に長けているという証明(例えば、家族内に英語が話せる人がいる・前職歴又は現在の職の英語環境・母国語)

2016年10月12日以降の「それに相当する英語力は・・・」

  •  カナダ、アイルランド、イギリス、アメリカで最低5年間就業、又は前記の4カ国プラスオーストラリア、ニュージーランドで最低5年間勉強していた経験がある。
  • ニュージーランドレベル7学士号に相当する資格を、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、アイルランド、イギリス、アメリカで最低2年間勉強して取得している。
  • ニュージーランドレベル8学士号に相当する資格を、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、アイルランド、イギリス、アメリカで最低1年間勉強して取得している。

(ただし、10月12日以前にEOIを提出して招待されている人は上記に当てはまらず「10月12日以前のそれに相当する英語力」が適用されます。)

今回の変更で2016年11月21日からIELTSだけでなく他の英語力テストも適用されることになりました。

  •  Test of English as a Foreign Language Internet Based Test (TOEFL)
  • Occupational English Test (OET)
  • Cambridge English: First (FCE) and FCE for Schools
  • Pearson Test of English: Academic (PTE: Academic)

TOELF以外は私は聞いたこともなかったです。

上記の変更内容は、日本人にとってはかなり高いハードルになったと思います。日本人でこの3つの「それに相当する英語力」に該当する人は、上記国で留学などをされた人だと思いますので、殆どの人がIELTS6.5のテストを受けることになるのではないでしょうか。

ちなみにIELTS6.5とは、TOEICでいうと820~870、大学院留学で出願に必要なスコアだそうです。ただ、IELTSとTOEICでは試験方法も違いますので、(TOEICは、リスニングとリーディングのみ、IELTSはスピーキング・リーディング・ライティング・リスニングからなっています。)一概には比べられないかもしれません。

ただ、ニュージーランドに住むなら英語は必須ですので、IELTS6.5というのは妥当なラインなのかもしれません。

親部門は受付停止

親部門に関しては一時的に新しい申請の受付を停止することになり、受付再開の見通しは現段階では立っていないとの事です。

この部門で 2014/15と2015/16では、11,000のビザが支給されましたが、2016/17と2017/18では、4,000ビザのみの支給、つまり今後は年間2000ビザのみの支給となりますので、半分以下に減ることになります。

停止の理由としては、昨今ニュージーランドが移住先として人気が上がり全ての部門においてビザ申請の数が激増した為で、これによって政府が定めた移民数の定員を上回らないようにするための対策だということです。

これから親御さんをニュージーランドに呼び寄せようと思われていた方、又は、ニュージーランドに永住している子供と一緒に住みたいと思っていた親御さんにとっては、大きなショックだと思います。

 親部門が無期限で受付停止ならどうしたらいい?

他の方法としては2つあります。

  • 親リタイアメント部門(The Parent Retirement Category):この部門は上限がないのでいつでも申請できますが、ニュージーランドでの投資が必要となります。
  • 親・祖父母ビジタービザ(The Parent and Grandparent visitor visa:この部門は長期のビジタービザで永住権ではありません。6ヶ月以上の滞在が可能ですが、18ヶ月はニュージーランドから離れていなければなりません。

お金があるのでしたら、親リタイアメント部門で全く問題なく永住権の申請が出来ますが、資金に限りがある人にとっては難しいところだと思います。

 まとめ

ニュージーランドへの移住を検討されていた方にとっては、今後2年間は技術部門については160ポイントからの変更なし、親部門においては無期限で受付停止という厳しいニュースとなりましたが、ポイントを稼ぐ対策としては、オークランド市以外での就職という手があります。移民局のサイトでは、「技術移民の恩恵を全てのニュージーランド人が受けられるように、オークランド以外の土地で就職先を獲得した人に関しては「ボーナスポイント」を支給する。」と記載されています。関連リンク:NZ Immigration

このポイントは、移民局のポイント自動計算によると30ポイントです。これは、大きいですよね。(大体の自分のポイントを把握するのに便利なポイントインディケーターです→Points indicator

関連リンク:New Zealand Residence Programme policy changes

どちらにしても、自分の人生が関わってくることですので、このサイトを基本知識として参考にして頂いた上で、移民専門のコンサルタントに相談したりするのがベストだと思います。

下記はオークランドの移民コンサルティングで政府公認のアドバイザーとされているところです。

スポンサーリンク