「世界から猫が消えたなら」 あらすじと感想

2016年5月10日

猫が窓辺で

私の猫歴はほんと長いです。物心ついた時には猫抱えてました。その頃の写真を見ると猫の方が大きくて私の大半をデブッチョな猫がかくしてました。(笑)猫のあのフワフワさ、ゴロゴロいう声、大きなお眼目、大きな耳、そしてあのちょっとツレナイ感じ、全てが私にとって魅力です。

こんにちは、ラン(@kikispets)です。
今日は猫好きにはたまらない猫のお話「世界から猫が消えたなら」のあらすじと感想です。

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「世界から猫が消えたなら」あらすじ

映画プロデューサーとして「電車男」にはじまり「告白」「悪人」「モテキ」など数々のヒット作を手がけてきた川村元気(わかむら・げんき)さんが書かれたはじめての本が 「世界から猫が消えたなら」 です。これは、LINE配信もされ、話題になりました。

ここからはあらすじを。

この物語は、余命宣告をされた主人公が、ある日悪魔の彼が現われ「余命を一日伸ばす代わりに大切なモノを引き換えによこせ」と言ってきます。それに対し主人公は大切な時計、電話などを手渡すのですが、それとともにそれらに関する大事な思い出もなくなっていく。。。ということに気付く。。。というお話です。

余命宣告を~で気付かれた方もいらっしゃるかと思いますが、川村さんもおっしゃってましたが、正確には自分がいなくなったら。というテーマなんですね。

当たり前のような日常、いつもそばにいてくれる親、毎日顔を合わせる同級生、もうだいぶあってない親友。そういう大事なものや人たちって日常化してしまっているけれど、人間の命が明日100%保証されていないように、いつなんどき無くなってしまうかも知れないものなんですよね。

私は早くに母親を亡くしましたので、当たり前の日常が一変する悲しみを知っています。でも、なかなか若いうちからそういう経験をしてる方はいないと思いますし、もちろん身内が亡くなるなんて経験早いうちからしない方がいいですし。

川村元気さんが猫をお話の中に登場させたのは、

人間は猫に自分の人生を見ているから。

だそうです。

そうかもしれませんね。猫は長生きしてくれても寿命20年くらい。可愛い子猫時代から、大人の猫になり、気付いたらあっと言う間にシニア猫。私は何匹の猫ともお別れをしてきましたが、皆「あっぱれ」な猫の一生を送ってきた猫ばかりです。

愛するものと別れる悲しみ、痛み、それでも人生は続いていく。悲しみを乗り越えてどうやって次の一歩を踏み出すか。そんな「術」を猫たちは私に教えてくれたような気がします。

また、元気さんは

猫が人間を必要としているのではなく、人が猫を必要としている。

とおっしゃってました。

まさしく、そうですね。

私は気付いたら猫と暮らしていましたが、私が母と永遠のお別れをした時になんとか上手く乗り越えられるように、私はほとんど本能的にそして運命的に猫たちを頼り、猫たちと暮らすことを選び、猫の一生をみることで、人生に必要である「術」を身につけようとしていたのかもしれません。

「世界から猫が消えたなら」感想

Amazonのレビューがあまり良くないのですが、もともとLINE配信を前提に書かれたものだと思うので、どうしても字数の問題もあるでしょうし、ちょっと詩的な小説っぽくない本になっているのが原因なのかなと。アマゾンにレビューを書くような本を沢山読んでいる人にはちょっと物足りなく感じたのかなと思います。

最近は、読書をあまりされない人が多く本離れが深刻な現状らしいですが、 この「世界から猫が消えたなら」は、本をあまり読まれない方でも、すーっと入っていけて読みやすい本だ思いました。

「世界から猫が消えたなら」DVD

普通、本が映画になると、がっかりすることが多いものですが、これは本自体が映像的なので映画としてとても成功したのだと思います。
キャストは、佐藤健さん、宮崎あおいさん、濱田岳さん、奥田映二さん、原田美枝子さんというそうそうたる顔ぶれです。

まとめ

「世界から猫が消えたなら」読み終わった後、観終わった後、少し寂しいんだけどどこか潔い清々しい気持ちになりました。

猫好きの方はもちろん、そうでない方も十分楽しめる作品です。おすすめです!

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