猫がぶどうを食べた!注意すべき症状と対処法

猫とぶどう

秋はぶどうの美味しい季節。飼い主さんが食べようとテーブルに置いておいたぶどうを甘い香りにそそられて猫がぶどうを食べちゃった!なんてこと、実はとてもよくあることらしいのです。

こんにちは、ラン(@kikispets)です。
ぶどうは人間にとっては栄養もあって甘くて美味しい食べ物ですが、猫にとっては実はとっても危険な食べ物なのです。
今日は、ぶどうがなぜ猫にとってよくないのか?猫がぶどうを食べた後にみられる症状とその治療法、レーズンなどの加工品は食べても大丈夫なのか?猫のぶどう中毒症は致命的なのか?そして獣医さんで行なわれる処置なども含めて病院に行かれる前の予備知識としてご参考ください。
Photo by Marina del Castell (back after a pause)

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猫がぶどうを食べると急性腎不全に

アメリカのアリゾナ州立アーバン獣医大学臨床科学科によると、猫がぶどうを食べると急性腎不全になる可能性があるという報告がされています。またアメリカの動物保護団体のペットに与えてはいけない食べ物のリストにも「ぶどう」がはっきりと明記されています。

なぜ「ぶどう」を食べた猫が腎不全を引き起こすのかは、未だよく解明されておらず、また、ぶどうを食べた全ての猫にその症状が出るわけでもありません。ある猫はぶどうを食べても何の症状も出ませんが、一方で別の猫はぶどうを食べて数時間後には急性腎不全を引き起こします。

ぶどう
Photo by evic dong

分かっていることは、ぶどうの毒の成分は水溶性で主にぶどうの実の部分にあり、種あり・種なし、オーガニックぶどう・殺虫剤が撒かれたぶどう、そして、ぶどうの品種などにかかわらず猫のぶどう中毒が報告されています。

また、もともと腎臓疾患を抱えている猫や老猫で腎臓機能が低下してきている猫は、ぶどうを食べたことにより急性腎不全に陥る確率が高くなっています。

参考:Dr Michelle Savigny, DVM

レーズンなどの加工品は大丈夫?

レーズン
Photo by Leslie Seaton

レーズンは、ただ単にぶどうを乾燥させ栄養を凝縮させただけですので、成分自体は何も変わってないばかりか、実際のところ毒性も新鮮なぶどうより高いと言われていますので、レーズンやジュースなどの加工品も猫に絶対に食べさせてはいけません。

特に注意しなければいけないのは、レーズンパンやクリームレーズンビスケットなどで、パンやクリームが好きな猫は結構いますので、決しておきっぱなしにせず、戸棚の中に仕舞うなどするようにしましょう。

そして、お子さんがいるおウチではお子さんにも「猫にとってぶどうは危険!」ということを教えてあげ、間違ってお子さんが猫にぶどうやレーズンをあげてしまった!ということがないようにしましょう。

また、グレープシードオイルは無害だという報告もありますが、症例が十分ではないので、あげないのが懸命です。

猫のぶどう中毒症の症状

猫とワイン

Photo by boyd1960

もし飼い主さんが「猫がぶどう食べたかも?!」と思われたら、まず猫の様子を確認し病院に連絡し獣医さんの指示を仰ぎましょう。また、もし下記のような症状が現れ始めたらすぐ病院に連れて行きましょう。

  • 嘔吐・・・ぶどうを食べて数時間後には嘔吐が始まりますが、1日経って症状が出る場合もあります。また、吐しゃ物を確認し、ぶどうやぶどうの種らしきものが入ってないか確認しましょう。
  • 下痢・・・中毒症状の1つですが、下痢の症状が出始めたというこは、すべてに毒が猫の腎臓に影響を与え始めているというサインですので、緊急性が高まります。
  • トイレに全くいかなくなる・・・腎臓が機能しなくなってきている症状ですので緊急性が高まります。
  • 元気がない
  • 食欲がない

猫のぶどう中毒症は致命的?

ぶどうやレーズンがいかに猫にとって毒性があるのかお分かり頂けたかと思いますが、大事な点は猫のぶどう中毒症は、ぶどう摂取後に速やかに処置をすれば、愛猫は後遺症などを残すことなく完全に回復する可能性が高いということです。

では、獣医さんではどんな処置が行なわれるでしょうか。

猫のぶどう中毒症の対処法

もし、ぶどう摂取後まだ2、3時間しかたっていない場合は、獣医さんによる嘔吐を促す処置が行なわれます。

また、獣医さんによっては猫の嘔吐後に活性炭を使うこともあります。活性炭は、嘔吐後に猫の体内に残っているかもしれない毒性を吸収し再度吐かせ、完全に猫の消化吸収システムから毒を出すことを目的とします。

もし、中毒性が高いと診断された場合は、点滴、そして輸血が行なわれる場合もあります。

これらの処置はかなり高くなります。獣医さんによって、そしてお住まいの地域によってもちろん値段は違ってきますが、日本獣医師会の調査によりますと平均で猫の輸血は 10,000円~12,500円くらいです。これには血液検査代や治療費や入院費は入ってませんので、動物保険に入っておくと安心ですし、いざ処置をするという時に躊躇するとういことがなくなりますね。

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まとめ

ここでは、猫のぶどう中毒性による急性腎不全についてお話しましたが、犬においても同じですので、猫だけでなくワンちゃんを飼っている方も十分に気をつけましょう。

猫がぶどうを食べたかも?!と思ったら速やかに獣医さんの指示を仰ぎましょう。

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