外出自粛要請中の犬の散歩はどうする?最近よく無駄吠えをするようになった?
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い外出自粛要請が日本全国で出ていますが、犬も#Stay homeするべきなのでしょうか?
外出自粛要請中は、もちろん不要不急の外出は避けて基本家に居るべきですが、私たち飼い主、そして愛犬の健康のためにも近所のお散歩はするべきです。外の空気を吸い身体を動かすということは、身体的な面だけでなく精神的な面でもとても大事になってきます。
写真出典:Pixabay
外出自粛要請中 犬が吠えるようになった
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外出自粛要請が出てから、愛犬が外の音や家の前を通る人に対して吠えるようになった、という声をよくききます。また、ウンチが軟らかくなったり、前足をよく舐めるようになったり、といった行動もよくみられるようです。
なぜでしょうか?
犬は飼い主の行動や精神状態にとっても敏感です。
飼い主が家にこもるようになったことで、外への危険度が増した、と判断する犬も少なくありません。
また、飼い主よってはコロナ禍による収入減少などでイライラしている精神状態だったりするかもしれません。それを犬はとってもすばやく察知します。
犬はどんな小さな家庭犬であっても、群れのリーダーを必要としています。そのリーダー(飼い主)が不安定な状態であったりすると、自分が飼い主を守ろうとする習性があり、野生犬のように外の動きにとても敏感になりテリトリーを守るべく、吠えるようになったりします。
こんな時に一番大事なのは散歩です。飼い主がリードをつけて犬をコントロールしながらお散歩をする=群れのリーダー、ということになりますので、犬は安心感を覚えます。
#Stay homeでも飼い主さんが健康であれば犬のお散歩は毎日するべきで、飼い主さんと犬の精神衛生面でもお散歩は重要な毎日のルーティンとなってきます。
しかし、コロナウイルスだけには感染したくないですし、感染させてはいけません。ここでは、そのために気をつけるべき点をいくつかご紹介します。
外出自粛要請中の犬の散歩で気をつけるべき点
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現時点では、犬や猫がコロナウイルスに感染することはない、と言われていますが、犬や猫がコロナウイルスの運び屋になるリスクは十分にあります。
もし、ある飼い主さんがコロナウイルスに感染していてその手で愛犬を撫でたとしたら、その犬の被毛にコロナウイルスはうつる、と思ったほうがいいでしょう。
そういったことを踏まえて、犬を散歩する上で気をつけるべき点をいくつかあげてみました。ちなみに私が住むニュージーランドはロックダウン中ですが、(現在は少し緩和されました)ここでご紹介する内容はオークランド市からロックダウン中に犬を散歩する上で気をつけるべきこと、と推奨されている行動です。
- 散歩に出る前に自分の健康状態をよく観察する。少しでも微熱があるような場合はお散歩は全体に止める。
- 商店街などは避け、人がいないところを散歩する。
- 人とすれ違う時は、お互い道の端と端を歩くように、2メートルのソーシャルディスタンスをとる。
- 特に犬連れとすれ違う時などは、リードを短く持ち犬同士が接触することがないように気をつける。
- 犬友と会っても井戸端会議などは絶対にしない。犬友に気を悪くさせないためにも前もってコミュニケーションを図っておきましょう。詳しくはこちらのコロナウィルス対策 犬がウィルスを家に持ち込む可能性が!をどうぞ。
- 他人に自分の犬を触らせない、触らない。そのためには、人とすれ違う時は目を合わせないようにして早足で通り過ぎる。
- オフリードのドッグランは避ける。どんなに空いていても他人や他人の犬と接触するリスクが高まります。
犬を散歩させた帰宅後にするべきこと
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- まず手を良く洗ったら、犬の足の裏を電解次亜水または石鹸水などで洗い、その後はタオルなどでよく乾かす。
- 他の犬や人と万が一接触してしまった場合は、犬の被毛も除菌シートや電解次亜水をタオルなどに濡らして拭く。
まとめ
この未曾有の事態。飼い主も犬も今までに経験したことがない状況になっていますが、私たち犬の飼い主ひとりひとりが気をつけることで、感染拡大を防ぐことができると思います。
そして、自宅に居る時間が増えたということは、愛犬と過ごす時間が増えた、ということでもあります♪
お散歩以外に、家で出来るアクティビティ、例えば芸を教えてインスタで動画配信などをしてみてはいかがでしょう?
犬は新しいことを学ぶのが大好きです。芸を教えることは、犬との絆を強めることにもなります。