犬のマダニ予防・症状・取り方・ダニとの違いは?

2016年6月16日

こんにちは、ラン(@kikispets)です。

犬のマダニって皆さんご存知でしょうか?私はルーシーが刺されるまで、マダニに関する知識は全くありませんでした。というのも、前の犬が生存中17年間一度もマダニ予防をしたこともなければ、マダニに刺されたこともなかったからです。

ルーシーが今年の夏にマダニに刺されて慌てて勉強し、ちょっと大変な思いをしましたので、ここにその時のことやマダニについてまとめて書いておこうと思います。

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犬のマダニ ダニとの違いは?

まず始めに、ダニとマダニは全くの別物です。家にいるダニは主に「チリダニ」と言われるもので、皮膚や気管支が弱い場合を除いて特に危害はありません。しかし、この「マダニ」と呼ばれるものは何と!血を吸うのです。まさに吸血鬼です!のこぎりの歯のようになっている口の先を使い犬や人間の皮膚を破り、皮膚下に頭を突っ込み血を吸います。

また、大きさもチリダニは平均0.5mmほどですが、マダニは3mmほどでチリダニよりはるかに大きいです。それでも、通常は肉眼でははっきりと確認できない大きさですが、一度血を吸い始めると一度に5mlも血を吸うことが出来るらしく、マダニの身体はあっという間に5mmから1cm位の大きさになります。

これが↓ルーシーについたマダニ。

1cmって考えただけでもゾッとしますが、それよりコワイのが吸血の際にマダニが保有していた病原体を犬に感染させてしまう感染症であり、それによって極度の貧血や神経系にダメージを与えひきつけなどを起こしたり、白血球を減少させたりという可能性があることです。

マダニの症状、感染症

初期のマダニの症状としては、皮膚が赤く腫れ痒みが伴います。

↓これがルーシーが刺された時。

あまりに多くのマダニに刺された場合は、貧血症になったりもします。そして、吸血の際に病原に感染してるマダニが、病原体やウィルスを犬の体内に送り込み感染症になったりもします。マダニに刺されて感染症にかかるのは犬や猫だけではなく人間もおなじです。

マダニによる感染症の主な種類ですが、ライム症、エールリヒア症、バベシア症、回帰熱、ツツガムシ病、重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)の6つです。

1つずつ少しだけ説明します。(下記のものは私が自分なりに調べた内容をまとめたものです。)

ライム症

鹿や野ねずみ、野鳥などについているボレリアという病原体を持ったマダニによって引き起こされる感染症で人間も犬もかかります。ちなみに名前の由来は、アメリカコネチカット州のオールドライムという町で1975年に始めてこの感染症が確認されたことによります。

症状は、リング状の紅斑が見られ関節痛、頭痛、発熱、倦怠感そしてリンパ節の腫れなどが伴いインフルエンザに感染した時のような症状ですが、放置しておくと神経や骨髄にまで影響が及びます。

エールリヒア症

これは、熱帯地方で発生するもので日本での発生はないそうですが、海外在住の方の為に記述しておきます。エールリヒア症は、白血球に感染するもので、人間にも犬にも感染します。

これも症状はインフルエンザに感染した時のような症状ですが、悪化すると白血球が減少し、極度の貧血症状が出ます。

回帰熱

ロッキー山紅斑熱 – Rocky mountain spotted feverとも呼ばれ、小動物や鳥等についてマダニによって媒介されるスピロヘータと呼ばれる病原体の感染症です。日本ではここ数年は報告されていないそうです。これも症状はインフルエンザに感染した時のような症状です。

ツツガムシ病

ツツガムシ病は、リケッチアと呼ばれる病原体によって引き起こされる感染症です。

刺された部分が赤く腫れ上がり、発熱、発疹を伴う場合もあり、放置して重篤すると死亡に至ることもあるそうです。

重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は2011年に中国の研究者らによって発表された比較的新しいウィルスで、そのウィルスがマダニを介して感染する感染症です。2013年1月に国内で海外渡航歴のない女性が感染していたことが初めて報告されたそうです。

症状ですが、潜伏期間は3日から6日間でこれもまた初期はインフルエンザに感染したような症状で、放置しておくと神経障害やリンパ節が腫れたり、下血などの出血症状を起こします。また、白血球の減少なども伴い死に至ることもあり、有効な薬やワクチンはなく、治療は対処両方しかないというコワイ感染症です。

犬がマダニに刺されたら?取り方は?

では、愛犬にマダニがついてたらどうすれば良いでしょうか?

私がルーシーにマダニを見つけた時は、連休中で獣医さんが閉まっていたので、まず緊急の獣医さんのところに電話して指示を仰ぎました。

まずマダニの上にバセリンを沢山塗り窒息死させてからピンセットでつぶさないように引き抜く。この時、簡単に引き抜けないようでしたら死んでいないということですので、無理やり引き抜いてはいけません。再度トライ。

そして、連休明けに獣医さんに連れて行き診ていただき、もし、マダニの卵などがあった場合や繁殖などを防ぐためにマダニ駆除剤フロントラインプラスもルーシーにつけました。

私のように休日で獣医さんに連れて行けず、自分で対処する場合で注意していただきたいのが、マダニが生きている時に無理に引き抜いたりしますと、犬の皮膚下にマダニの頭の一部を残したままにしてしまい、それが後で炎症の原因になったりしますので要注意です。そして、もしマダニが卵を抱えていたりしていて、それをつぶしたりしたら最悪の結果になりかねませんので、くれぐれもつぶさない様に慎重に応急処置し、その後必ず獣医さんに連れて行ってあげて下さい。

マダニの予防法は?

残念ながら虫除けスプレーのようなものはマダニに関してはありませんので、マダニがいそうな野山や草が多い茂ってるような所、特に牛や馬が放牧されている所には犬を連れて行かないのが賢明かと思われます

ルーシーのマダニ事件の時は、私は犬のウォーキンググループで行った住宅街にある公園でもらって来てしまったのすが、そこは巨大な公園でなんと行ってみたら牛が放牧されていて。。。↓ここです。

ウォーク後に参加者の一人が掲示板で「ウチの犬にマダニが~!」という一言から始まり、「うちも~!」という人が多数で慌てて調べたらルーシーにもマダニがいたという。。。
マダニの繁殖阻止のために薬フロントラインプラス

そういう場所を避けると言っても、これから夏から秋にかけて犬を連れてキャンプやハイキングなど、野山や草むらで活動する機会が多くなるかと思います。人間は洋服で肌を覆って守れますが犬の場合はマダニを除けることはできませんので、フロントラインプラスのような駆除剤を犬につけていかれることをおススメします。(プラスがついている方です。ただのフロントラインはノミだけに対応です。)

フロントラインプラスは、マダニが犬の血を吸い犬の血中に入っている薬剤(フロントラインプラス)によって48時間後に死に至らされ犬からボロッと落ちるという仕組みですので、卵の孵化や発育までを阻止しその繁殖を予防してくれます。(注:決してマダニ除けにはならないことを認識してくださいね。)

 

さいごに

日頃から、犬のお散歩後は家に入る前に犬をブラッシングすることをおススメします。マダニがまだ皮膚につく前でしたら、毛から落とすことが出来ますし、ブラッシングの際に皮膚をチェックしマダニやノミの有無を確認することもできます。

これからの夏、マダニに関する知識を身につけ予防に努めて、愛犬とのアウトドアライフを快適に過ごしましょう!

それでは、また~。

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